今日の自分を支える 技術→マネジメント

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『すごい言語化』という本を読んでみた

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今回もあんまり刺さらない1冊でした。
そもそもこういった本を読もうとした理由としては「仕事でメンバーに作業内容を伝えたいけど、うまく言葉で伝えられない」という課題があったからなのですが、その課題を解決するための本ではなかったからです。商品を売り込むことがメインの例となっていて営業さん向けの本という印象でした。

はじめに「言語化」の意味を定義しておくと
著者の言う言語化とは「自分の頭の中で描いているものと同じものを描けるような言葉にすること」です。
ただし、この「言語化」はこの本を読んでもできるようになるとは思えませんでした。
言語化」のためのノウハウは紹介せず、自分にも使えるかなというところだけ抜粋して3つ挙げたいと思います。

  1. 他社との差別化
    そもそも商品を売り出すときに必要なのは「差別化」ではなく「相手が欲しいものを提供すること」

    • あなたはxxがしたいですよね?
    • それは他社の商品では手に入りません
    • それは弊社の商品ではxxxなので叶えられます

    商品を販売する=新しい現場に参画するときや競合がいるときに請負契約を取りたいとき、と考えればSEの私でも使えるところがあると思っています。 他社では手に入らない、というのを伝えるのはできないかと思いますが(どんな他社さんと競合してるのかわからないですからね) 困っていることを解決するために、自分たちならこれができますということは伝えられるかと思います。就職の面接と似ていますね。

  2. あるべき姿ではなく、とるべき行動を示す
    例えば「健康的な生活をおくってください」では、わからない。「健康的な生活」は最終的な理想形なので、具体的な行動を示さないといけない。具体的な行動は「練習メニュー」として考えるとよいらしい。 「健康的な生活」でいえば、「まずは野菜をしっかりとるようにすることから始めましょう」とかそういうこと。

    ちょうど「最近食生活が乱れているから直さないとな…」と思っていたので「食生活を正す」というあるべき姿ではなく「まずは食べる時間をある程度固定する」ことから始める、と行動を決めておきたいと思います。言語化というよりは具体的なアクションプランを考えたという感じがしないでもないですが…。

  3. 自分だけの言葉で伝えたいときのコツ

    • 自分が相手に教えたいことを焦点に絞って話す。また、誰に教えたいかの想定を変えることで切り口が自然と変わる
    • 自分の不安や期待に目を向けて話すと自分の言葉になりやすい

    このブログを書く時の参考になりそうです。今は読者の想定もなく書いているので、焦点は絞れていないように思います。 読書メモは将来自分が「この本どんなだったっけ…」ってなったときに読み返せるようにしたいので、将来の自分に「こんな本だったよ!ここが役に立つよ!」を教えることを想定して書くようにしようかな?